夜長の先に

 

一雨ごとに秋がくる、って表現が好きで、秋ってなんか甘い匂いだよね。

 


もう10月で、まだ少し蒸し暑い。年々夏が暑すぎて、来年、再来年にはどうなってるんだろうと純粋に思う。

 


もし、来年まで生き延びたとして、その夏が暑すぎたとしたら、ちょっと後悔したりして?

 


普通に生きている、という感覚があまりわからなくなった。未来が真っ白で、なにもみえないから、今この瞬間、(仕事終わりの居酒屋のいま)しかみえない。目の前にグラスが4つあることとか。

 


だから充足して、自分が納得して、毎日を終わらせたい。最近それができるようになった気がしてる。

刹那的だけどそれが持続可能になればいいのになあといつも思ってる。刹那的に生きてしまうのは振り切れば全然できるんだ。

 


とは言っても、全くどん底で暗く沈んでるわけではなくて、あっけらかんと、あかるい毎日。

 


自分はこんなに刹那的なのに、大事な人の未来は案じている。絶対的に健康で私より長生きしてほしい。そうじゃないと困る。

 


とかこんなこと書いてる今、仕事終わりでお酒を飲んでいるから、新鮮な記憶はすぐに風化してしまうんだろうなあ。

 


忘れてしまう記憶ほどいとおしいね。

でも、刹那的であるということは、本当は、すっごく生きたいっていうことなのかもしれないね?